下痢とは??
皆さんが日々生活している中で、気候の変化だったり体調不良等で下痢になってしまったという事は誰もが経験しているのではないかと思います。

そもそも「下痢」というのは何故おこるのでしょうか?
排便をする際の、心身の異常のサインとしてあらわれているのです。
排便とは人間が生きているうえで欠かせないものの一つです。
口から食物が入ると小腸で栄養素が吸収され、さらに大腸で水分が吸収されて残った物が便として肛門から排泄されるのです。
大腸はもともとあまり運動する器官ではないのですが、食事を摂った時は胃から大腸に向かって活発な蠕動(ぜんどう)が起こります。
蠕動とは、消化器官などが食べた内容物をミミズによく似た動きで押し進める運動の事です。この蠕動により便が直腸と動き移動していきます。
すると直腸の内圧が高まって(亢進して)直腸壁にある骨盤神経が刺激されて、それが大脳皮質へ伝わって便意を催すのです。
直腸内亢進の刺激は、さらにほかの神経を刺激して反射的に直腸筋の収縮、肛門括約筋の弛緩などをおこし、排便動作に入ると、いきみによる腹圧などが加わって便が排泄される、これが排泄のしくみなのです。
ではその排泄時になぜ下痢という症状があらわれる事があるのでしょうか?
下痢とは便に含まれる水分量が多くなってしまい、本来の固形状では無く水様性に近い状態で出てしまう事を指しています。
だいたい下痢の時は排便の回数が増えますが、回数は関係なく1日1回でも水様性の便なら下痢として判断します。
下痢は通常より腸の動きが活発であったり、腸内で十分に水分が吸収できなかったりすると起こりやすくなると言われています。
体のなんらかの異常により腸に障害が出て、便の形や色、臭いなどの変化があらわれたらそれは貴方の体からのSOSが出ているのです。
日頃の健康管理にプラスして排泄物のチェックも時々してみてはどうでしょうか?
急性下痢と慢性下痢の違い
色々な環境やストレス等の精神的な事からなる人や、細菌などのウイルスの感染から起きてしまう人など原因は様々ですが、下痢の種類は急性なものと慢性的なものに分類されています。
また急性なものと慢性なもののなかにはそれぞれ感染性のものと非感染性のものに分かれます。
急性の感染性下痢の場合は、細菌やウイルス、寄生虫などによりおこります。このうち頻度が高いものが細菌による食中毒です。
日本で細菌性の食中毒として最も多いのが腸炎ビブリオ食中毒で6月から9月にかけて魚介類を介して発症し、発熱時に血便がでる事もあります。
一方、非感染性の急性下痢は水分の摂りすぎや暴飲暴食、室内と戸外の温度差からくる冷え、食物アレルギー等によっておこります。
急性下痢がおきても下痢以外の症状を伴わず2、3日で治る様なら特に問題はありません。しかし、他の症状がある場合は一度受診したほうがよろしいかと思います。
慢性の下痢は、細菌やウイルス感染によりおこる場合もありますが、ほとんどは非感染性でその多くは小腸や大腸の病気によって発症している事があります。
また慢性の下痢は精神的なストレスから引き起こされるが多く近年増えていると言われているのが過敏性腸症候群です。
腸自体に障害は無いですが、下痢と便秘が交互に起こったり、ひどい時には精神的に不安感が増したりすると外に出る事が嫌になってしまったりと、日常生活に支障をきたす事もあります。
(一般的に4週間以内の下痢を「急性下痢」、それ以上続く場合は「慢性下痢」とよばれています)